2005年度上智大学シラバス

◆哲学と神学Ⅰ - (前)
渡部清
○講義概要
前期は哲学入門のかたちを採る。哲学的思考とはどういうものか、科学とどう違うか、「哲学」が問題にする領域は何か(哲学の対象とは)、知るってどういうこと、知ることと信じること、知りえないものを知ることができる?、自己とは、自己を超えるとは、さらに人間的生命の在り方に関する諸見解としての倫理学的思想などについても可能な限り考えていきたい。
○評価方法
出席状況(30%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
○テキスト
渡部作成のプリント
○参考書
最初の授業時間に表にして手渡す
○必要な外国語
なし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1日常性における「哲学的」思考の実例
2「哲学」および「哲学的」の意味:西周と津田真道
3科学的思考と哲学的思考:人間観と世界観の総合としての哲学
4プラトンとアリストテレスにおける哲学の定義
5中世哲学の徴候と近代のはじまり
6近現代的思考の特徴と主要な問題点
7現代哲学の諸潮流:特に現象学
8現代哲学の諸潮流:実存哲学
9現代哲学の諸潮流:解釈学、構造主義など
10直感と経験:知識の根底とその限界
11推理および知識の拡大への道
12知ることと知りえないもの:知と信
13形而上学の意義
14予備日
15予備日

  

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