◆ドイツ語学特講Ⅱ(ドイツ語科教育法Ⅰ) - (通)
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吉田 有
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○講義概要 |
本研究は「人間志向性」「結果相断面提示」「聞き手中心主義」「無生物主語」など,日本語と対照的なドイツ語の文構成法を,小説を中心とする資料から収集した例証文に即して考察・解説し,理解させることを目的とする。身近な表現にも現れているドイツ語の特徴的な発想様式(認知様式とも言えよう)をやや専門的に究明する試みである。履修する学生は「吉田文庫」所蔵の図書を利用することができる。
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○評価方法 |
前期末に60分の試験を課してその成績で評価
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○参考書 |
浜崎長寿・乙政潤・野入逸彦編『『日独語対照研究』』大学書林
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○授業計画 |
1 | 対照研究とは |
2 | 日独語音声対照、語彙の対照 |
3 | 人間志向とモノ・コト志向1 |
4 | 〃 2 |
5 | 結果相断面提示と過程叙述 |
6 | 2人称受益者主語 |
7 | 無生物主語と人間主語 |
8 | 前置詞句に含まれる動詞性 |
9 | 描写動詞と擬声語・擬態語 |
10 | 間接話法性動詞と直接話法 |
11 | 認識主体主語と自我捨象的実在文 |
12 | 前期のまとめ |
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By:上智大学学事部学務課
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