2005年度上智大学シラバス

◆ペルシア語初級 - (通)
渡部 良子
○講義概要
ペルシア語は現在イラン・アフガニスタン・タジキスタン・ウズベキスタンなど、中東・中央アジアで最も広く使用されている言語の一つである。前近代においては、コーカサスからインドまでの広域に亘る共通語(リンガ・フランカ)・行政・文学の言語として、これらの世界の文化形成に多大な影響を及ぼした。イスラーム世界の歴史と現在を知るためには、ペルシア語はアラビア語に並び欠かせぬ言語である。本講義では、文献講読や会話能力の前提となる初級文法を丹念に学び、身につけることを目的とする。同時に基礎的な会話練習・イランの歴史と文化・文学・イラン映画などを通し、ペルシア語の豊穣な世界に親しんでゆく。
○評価方法
出席状況(40%)、前期学期末試験(授業期間中)(30%)、後期学期末試験(授業期間中)(30%)
○テキスト
岡崎正孝『基礎ペルシア語』 大学書林、1982年
藤元優子『CDエクスプレスペルシア語』 白水社、2003年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス(ペルシア語とは何か/1年の学習計画)、テキスト紹介、文字の習得(1)

  

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