2005年度上智大学シラバス

◆技術史・技術論 - (後)
林 邦夫
○講義概要
技術の歴史は人類の歴史とともに始まる。道具を使い,火の利用を覚え,農耕牧畜を始め,産業革命にいたる。そして,現代は科学技術文明,情報化の時代であるといわれる。
人類の歴史において,技術の果たした役割はきわめて大きい。しかし,人類は本当に幸せになったのだろうか。技術の歴史を学び,技術の本質について考えてみたい。
○評価方法
出席状況(10%)、リアクションペーパー(40%)、レポート(50%)
○参考書
吉川弘之他編集『科学/技術と人間 全12巻・別巻』岩波書店
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1序論:棒きれからコンピューターまで
2人類進化の謎:歴史とは何か、技術とは何か
3技術の原点:農業革命
4古代の技術:農耕文化から都市文化へ
5中国古代の技術と技術伝播
6木・石・土・銅・鉄
7輸送の技術:陸運・水運そして時間について
8中世の技術:錬金術、機械時計
9科学革命と産業革命:科学と技術、技術と社会・人間
10鉄道の技術史と日本の技術革新
1120世紀の技術革新:自動車の技術史
1220世紀の技術革新:航空機の技術史、技術と戦争
1321世紀の技術、人類の未来と技術:まとめ

  

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