2005年度上智大学シラバス

◆化学と生活Ⅱ-身のまわりの化学- - (後)
梶谷 正次
○講義概要
私たちの生活は化学物質の利用でこれまでになく便利で快適になったが、その使い方を誤れば生活を脅かし、自然環境に重大な害を及ぼす。本講義は化学を専門としない学生に、最も身近な化学物質である水と大気などを例として化学の基礎を概説する。次に、水の特異性、水と生活、水質汚染、洗剤、燃焼、エネルギー、大気汚染物質について解説した後、酸性雨、有毒物質、オゾン層破壊、地球温暖化など今日的問題を共に考える講義にしたい。
○評価方法
出席状況(50%)、リアクションペーパー(20%)、レポート(30%)
○テキスト
特に指定しないが、講義中に参考になる本を紹介する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1最近興味を持った化学的な事項のアンケート調査
本講義の概説
2水を通して化学の基礎を概説する
 水の性質、水に溶けるとは
3空気を通して化学の基礎を概説する
 気体の化学、酸素、窒素、水素などについて
4水と生活、生物と水、水質汚染
5洗剤、医薬、食品、栄養、有害物質
6燃焼、エネルギー、燃料電池
7液晶、有機EL、ディスプレー材料
8視覚と色素、その他
9草木染、その他
10オゾン層破壊と酸性雨、大気汚染物質について
11地球温暖化などの今日的問題をともに考える
12化学の常識に関する小テスト
その解説
13補講日

  

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