2005年度上智大学シラバス

◆東南アジア研究入門Ⅱ - (後)
村井 吉敬
○科目サブタイトル
東南アジア島嶼部の政治・経済・社会
○講義概要
東南アジアは日本とは政治経済的、あるいは歴史的にきわめて緊密な関係を持っていながら、断片的で偏った情報しか伝わってこない。この講義では東南アジアの政治・経済・社会、生態系と人の関わり、さらには日本と東南アジアの関係を包括的、入門的にとりあげる。対象は主として島嶼部(フィリピン、マレーシア、インドネシアなど)東南アジアとする。
○評価方法
リアクションペーパー(40%)、レポート(60%)
○テキスト
上智大学アジア文化研究所(編)『入門東南アジア研究(新版)』 めこん・1999
村井吉敬・佐伯奈津子(編著)『インドネシアを知るための50章』 明石書店・2004年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1講義ガイダンス、05夏 東南アジアから
2スマトラ沖津浪・地震と東南アジア
3Ⅰ. 東南アジアの多様性:東南アジアはどういう地域なのか
4Ⅱ. 東南アジアの民族と国家 ①民族とは何なのか
5Ⅱ. 東南アジアの民族と国家 ②東南アジア国家の成り立ち
6Ⅲ. インドネシアの地域紛争  ①津浪のアチェと分離独立運動
7Ⅲ. インドネシアの地域紛争  ②カリマンタン、ポソ、マルクの宗教・民族紛争
8Ⅲ. インドネシアの地域紛争  ③パプアの独立問題
9Ⅳ. 開発と東南アジア     ①開発とは何なのか?グローバル化と東南アジア
10Ⅳ. 開発と東南アジア     ②農業の「近代化」と農村:緑の革命
11Ⅳ. 開発と東南アジア     ③森林問題:熱帯雨林とマングローブ林
12Ⅳ. 開発と東南アジア     ④多国籍企業、都市開発
13Ⅴ.日本と東南アジア: 過去・現在・未来

  

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