○講義概要 |
明治維新を導いた幕末の志士たちには、吉田松陰をはじめ『孟子』に関心を寄せた者が多いが、彼らが好んで用いる「天下国家」の語も『孟子』に由来する。そこには、彼らの思想を形成するに足る主張があり、その情熱を突き動かす文章があった。授業では、『孟子』の中から、後世に影響を及ぼし続けた代表的な言説に焦点を当て、それを読みながら併せて後世における議論を見て行きたい。
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○評価方法 |
試験・レポートにより評価するが、当然のことながら出席を前提におき、授業の理解と自らの考察を重視。
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○授業計画 |
1 | 孟子の生涯とその時代 |
2 | 『孟子』七篇について |
3 | 王道と覇道 |
4 | 革命説 |
5 | 大丈夫と独善・兼善 |
6 | 人に忍びざるの心 |
7 | 人の性は善なり |
8 | 邪説をふせぐ |
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By:上智大学学事部学務課
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