2005年度上智大学シラバス

◆演習Ⅱ - (後)
プテンカラム ジョン ジョセフ
○科目サブタイトル
国際会議おける地球環境ドキュメント研究 ~経済開発の視点から~
○講義概要
 近年の、地球環境に関する国際会議のなかで、開発に関わる各国政府や国際機関の動向、および地域別戦略を分析する。一面的な把握にとどまることなく、貧困を抱える開発途上国や社会的弱者への“優先的な選び”を前提とした“持続可能な開発”の視点で捉える。具体的には、「われわれの共通の未来」報告書によって新たになった地球への認識をもとに、”アジェンダ21””生物多様性条約””京都議定書”など世界的なルールとなった経緯をこのドキュメント研究によって考察する。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(30%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(50%)
○テキスト
ジョン・ジョセフ・プテンカラム『経済開発から人間開発へ Vol.1 経済開発』 南芸出版・東京・2001
ジョン・ジョセフ・プテンカラム『経済開発から人間開発へ Vol.2 人間開発』 南芸出版・東京・2005
○参考書
国連『国連環境サミット関連資料/UNDPレポート』
John Joseph Puthenkalam『Empowerment: Sustainable Human Development Strategy for Poverty Alleviation』Rawat・Delhi・2004
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1トピック・イントロダクション
2国際会議における経済開発と環境問題の登場
3経済開発の概念と環境
4地球に対する知識(1)  
・1987「われわれの共通の未来」
5地球に対する知識(2)
・1992 リオサミット「持続可能な開発」
6開発政策における地球環境への取組み(1)
・1992 アジェンダ21
7開発政策における地球環境への取組み(2)
・1992 生物多様性条約
8開発政策における地球環境への取組み(3)
・1997 京都議定書
9開発政策における地球環境への取組み(4)
・2002 ヨハネスブルクサミット
10開発途上国と地域別戦略(1)
・アジア諸国
11開発途上国と地域別戦略(2)
・アフリカ諸国
12開発途上国と地域別戦略(3)
・ラテンアメリカ諸国
13国際会議における採択案のその後と経緯
・アルゼンチンブエノスアイレス会議
14まとめ

  

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