2005年度上智大学シラバス
○講義概要 |
前期開講のフィールドワーク初級(異文化教育学特殊講義1)で習得したフィールドワークを後期もぞっこうするが、それとともに採集したフィールドデータの分析を実施し、分析結果を解釈し、エスノグラフィーを作成する。
フィールドノーツの分析は、非常に時間がかかるので、クラス外の時間に分析をするための時間を十分予定に組み入れておくこと。
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○評価方法 |
出席状況(10%)、授業参画(30%)、レポート(60%)
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○テキスト |
箕浦康子『フィールドワークの技法と実際』 ミネルヴァ書房、1999 『Ethnography and Qualitative Design in Educational Research, second edition』 エマーソン、R、et al. 佐藤郁也ほか訳『方法としてのフィールドワーク』 新曜社、1998
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○参考書 |
Hayes, Nicky ed.『Doing Qualitative Analysis in Psychology』 Goodnow, J., Miller, P.J., Kessel F.『Cultural Practices as Context for Development』Jossey-Bass Publishers, 1995 『フィールドワークの技法:問いを育てる、仮説をきたえる』新曜社、2002
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○授業計画 |
1 | フィールドデータの分析とは? |
2 | フィールドデータのオープンコーディング |
3 | 前期で作成したフィールドノーツのオープンコーディングの実施例の発表1 |
4 | 分析カテゴリーの生成 |
5 | 各自のフィールドワークのこれまでの概要の発表とそこで生成してきた分析カテゴリーについて、発表 |
6 | 理論的サンプリング フィールドワークを使った研究例1:文献購読 |
7 | 焦点を絞った概念的コーディング |
8 | 帰納法による仮説の生成 |
9 | フィールドワークの背景にある方法論:解釈的アプローチ |
10 | 分析テーマの発見 |
11 | Ethnographyの構造 フィールドワークを使った研究例2;文献購読 |
12 | Ethnographic Writingのレベルについて |
13 | 受講生のプレゼンテーション1 |
14 | 受講生のプレゼンテーション2 |
15 | フィールドワーカーとしての心と身体はできたか? 受講生から講師へのフィールドワーク |
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By:上智大学学事部学務課
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