2005年度上智大学シラバス

◆分析化学特論Ⅲ(電極反応論) - (前)
遠藤 明
○講義概要
近年電気化学的手法は様々な分野で物質の電子状態を知る手段として一般的に用いられる様になってきた.それらのデータを正しく理解できるように,電気化学反応の基礎理論(電極-溶液界面の構造,電子移動及び物質移動の速度と電流,電流-電位曲線の形状等)を解説した後,種々の電極反応の具体例について概説する.
○評価方法
出席状況(30%)、授業参画(30%)、レポート(40%)
○参考書
A.J.Bard and L.R.Faulkner『“Electrochemical methods” second editioin』John Wiley & Sons, INC.
玉虫伶太『電気化学』東京化学同人
藤嶋 昭、 相澤 益男、 井上 徹『電気化学測定法、上、下』技報堂出版株式会社
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1講義の進め方,内容について
電極反応とは
2電気化学測定について
3電極界面:電気二重層の構造
4基準電極:液間電位
5拡散,拡散方程式
6電子移動反応速度
7反応速度によるCVの形状の変化
8種々の電気化学測定法-1
9種々の電気化学測定法-2
10種々の化合物の電極反応―1
11種々の化合物の電極反応―2
12種々の化合物の電極反応―3

  

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