2005年度上智大学シラバス
○講義概要 |
超臨界流体の物理化学(平衡論、輸送物性、マクロ・ミクロ物性)を解説し、その上で超臨界流体を新規な反応の場として利用するための反応工学的なアプロ-チとその課題を議論する。主に講義形式とするが、適宜、課題を出し、その解答を求める。また最後に調査を含んだレポ-ト題を課す予定である。
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○評価方法 |
出席状況(10%)、レポート(70%)、小テスト等(20%)
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○参考書 |
佐古猛編著『超臨界流体』アグネ承風社・2001年 荒井康彦監修『超臨界流体のすべて』テクノシステム・2002年
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○授業計画 |
1 | 序:歴史、現在の発展状況 |
2 | 流体の状態と性質:相の状態と平衡 |
3 | 状態方程式と平衡計算:vdW EOS、いくつかの状態方程式 |
4 | マクロ物性:気液平衡、臨界軌跡、溶解度、輸送物性、粘性、熱伝導、拡散 |
5 | ミクロ物性:ミクロ物性の成り立ち、クラスタリングと溶媒特性、ミクロ物性測定ー分光学的測定法 |
6 | 同上 |
7 | 化学反応:化学反応の速度過程と超臨界流体、反応追跡法、超臨界水酸化反応 |
8 | 同上 |
9 | 同上 |
10 | 同上 |
11 | 超臨界流体の応用:抽出・分離プロセス、反応プロセス、材料プロセス |
12 | 超臨界流体の応用:工学上の課題 |
13 | 同上 |
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Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課
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