2005年度上智大学シラバス
○講義概要 |
超格子構造は、原子配列を人為的に制御して結晶を作製し、新しい物性を創製するものである。この超格子構造は物性物理学においては2次元励起子などの基本問題を提起し、また工学的にはHEMTなどの電子デバイスや量子井戸レーザなどの光デバイスが研究開発されている。本講義においては、超格子構造の基本的物性、またそれを利用した光・電子デバイスについて説明する。
|
○授業計画 |
1 | 超格子構造、量子井戸構造デバイスの背景 |
2 | 固体中の電子状態 |
3 | 低次元量子井戸構造の状態密度 |
4 | 薄膜積層技術 分子線エピタキシー法 |
5 | 薄膜積層技術 気相エピタキシー法 |
6 | 半導体量子構造電子デバイス(HEMT、ホットエレクトロントランジスタ) |
7 | 半導体量子構造電子デバイス(共鳴トンネルトランジスタ、量子干渉、単一電子メモリ) |
8 | 電磁界と電子の相互作用 |
9 | 密度行列理論 |
10 | 量子井戸レーザ |
11 | 量子井戸構造の励起子効果 |
12 | 量子井戸構造光デバイス |
13 | 今後の展望 |
|
Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課
|