2005年度上智大学シラバス

◆量子力学Ⅲ - (後)
清水 清孝
○講義概要
量子力学IIで学んだことを前提として,量子力学を具体的に応用する技術を修得することを目的とする。講義内容は,近似法,摂動論の一般論,時間に依存する摂動論,そして遷移確率の計算法について講義する。その後,電磁場と荷電粒子の相互作用,散乱理論,そして多電子系を予定している。
○評価方法
試験の成績,出席点,レポートの点で総合的に評価する。
○テキスト
清水清孝『量子力学II』 産業図書
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://www.ph.sophia.ac.jp
○授業計画
1摂動展開の一般論
2時間に依存する摂動論の応用
3電磁場:古典電磁場とマクスウェル方程式
4荷電粒子との相互作用
5電磁場の量子化
6原子による光の吸収と放出
7散乱理論:散乱断面積、平面波と球面波
8波動関数の漸近形と散乱断面積
9部分波への分解 I
10部分波への分解 II
11散乱状態を記述する積分方程式
12演算子による記法

  

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