2005年度上智大学シラバス

◆計測工学特論 - (後)
坂本 治久
○講義概要
本講義では,工業計測により得られた計測信号を効率的に処理し,各種物理現象を正確に評価可能とするための基本的方法について述べる.内容は,計測信号データの収集,計測信号データの加工,計測信号データの評価などであり,特にコンピュータによるデータ処理を前提とした各種分析法,解析法,演算法,計算法の種類とその適用法について紹介する.
○評価方法
出席状況、授業参画、リアクションペーパー、レポート、後期学期末試験(定期試験期間中)、小テスト等
期末試験,レポート,小テストの成績と講義への積極的参加姿勢をもとに総合的に評価する.期末試験はレポート提出に替える可能性がある.
○テキスト
講義内容を説明する資料を配布する.
○参考書
必要に応じて講義中に指示する.
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス,「計測とは?」
2測定の精度を保証するシステム「トレーサビリティ」
3測定の不確かさ(1):その用語と定義
4測定の不確かさ(2):具体的運用方法
5計測システムの静測定および動特性
6「測定量のアナログ化」&「各種センサの作動原理」
7アナログ信号処理:信号の増幅とフィルタリング
8アナログ・ディジタル変換:原理とそれに伴う誤差の発生
9ディジタル信号処理:デジタルフィルタリングについて
10計測に伴うノイズ(1):発生源とその伝達
11計測に伴うノイズ(2):ノイズ防止とグランドの取扱い
12測定データの処理:最小二乗法と相関分析
13測定データの処理:周波数解析とパターン認識

  

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