2005年度上智大学シラバス
○講義概要 |
この講義では、通貨危機、難民問題、大量虐殺などのグローバルな諸問題に対して、国連を中心とする国際行政組織が如何に対処してきたのか、についてコンストラクティビズムの視点から考察する。通常、国際行政組織は、主権国家に対して自律性を持たないとされるが、そのような理解は正しいのか。また国際的な規範は、国際問題の規定や国家のアイデンティティーなどに対して、どのような効果を持つのか、そしてそれは誰によって作られるのか。これらの理論的な問題について、具体的な事例に則して考察する。
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○評価方法 |
授業参画(40%)、レポート(60%)
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○テキスト |
Michael Barnett and Martha Finnemore『Rules for the World』 Cornell University Press,2004 Christian Reus-Smit『The Politics of International Law』 Cambridge University Press,2004
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Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課
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