2005年度上智大学シラバス

◆精神保健福祉論 - (後)
松永 宏子
○講義概要
精神保健福祉の理念、意義、対象について理解させる。精神保健福祉の歴史および精神障害者処遇の歴史を振り返りつつ、現在の精神保健福祉法にいたるまでの関連法の改変と内容、社会資源の現状および精神保健福祉施策の概要についても理解させる。精神障害者と家族そして取り巻く地域社会の問題について考察を深めつつ、援助に従事する精神保健福祉士の対象や専門性、倫理、病院や社会復帰施設における多様な業務、相談援助活動における態度と価値についても理解させる。
○評価方法
出席状況(20%)、リアクションペーパー(20%)、レポート(40%)、小テスト等(20%)
○参考書
精神保健福祉士養成セミナー編集委員会『改訂第3版精神保健福祉論』へるす出版  2005.1.
柏木昭編著『新精神医学ソーシャルワーク』岩崎学術出版社 2002.10.
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1精神保健福祉の歴史1
2精神保健福祉の歴史2
3精神保健福祉の理念と意義
4長期入院と社会的不利、わが国における精神保健福祉の現状
5現代社会と精神障害者、精神障害者家族
6精神保健福祉法等の基本施策および関連施策
7精神障害の特性および障害者の生活
8精神障害者の人権、権利擁護
9精神保健福祉士の理念、専門性、対象、倫理
10相談援助活動の実際
11精神保健福祉における社会資源
12就業、経済保障等、社会参加に関する諸問題
13当事者主導の援助および諸外国の状況

  

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