2005年度上智大学シラバス

◆発達心理学Ⅰ - (後)
荻野 美佐子
○講義概要
子どもは他の大人や他の子ども、物の世界との相互作用を通して、自己ー他者関係、自分自身についての認識を発達させると共に、諸々のスキルを身につけていく。このような子どもの発達をよりよく理解するために、認知、情緒、社会性の発達、発達の個人差等の基礎的事項を講義する。発達心理学の基礎を理解してもらいたい。
○評価方法
出席状況(10%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(80%)
レポートはテーマごとに課す。すべてのレポートを提出していることが最低条件である。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1初回授業で受講者調整を行うので、必ず出席すること。
発達心理学とは何か:生涯発達心理学の観点から発達を捉える
2人としての始まり(1) 乳児には何ができて何ができないか
3人としての始まり(2) 乳児期の環境とのかかわり
4人とかかわることの発達(1) 発達初期のアタッチメント
5人とかかわることの発達(2) 児童期以降のアタッチメント
6知的な能力の発達(1) ピアジェの発達理論 乳児期~幼児期
7知的な能力の発達(2) ピアジェの発達理論 児童期~青年期
8知的な能力の発達(3) ピアジェ以降の発達論
9知的な能力の発達(4) 老年期の発達
10自己ー他者を知ることの発達(1) 自己認知
11自己ー他者を知ることの発達(2) 他者認知
12自己ー他者を知ることの発達(3) 対人関係の調整
13自己ー他者を知ることの発達(4) 社会のしくみの理解

  

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