2005年度上智大学シラバス

◆学習心理学Ⅱ - (後)
中野 良顯
○講義概要
目標:学習心理学の応用を学ぶ。学習理論は現代社会の諸問題の解決のために活用できる。ここでは教育の問題を取り上げ、問題の分析と有効な対策の設計の仕方を講義する。
授業:手製のパワーポイント配布資料を使う。グラフの読み取りなどを通じて、デスカッションの機会をつくる。受講生は終了時にリアクションペーパーにコメントを記入する。
○評価方法
出席状況(30%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(50%)
期末レポートは、Nancy Neef et al.(Eds.) Behavior Analysis in Education に収録された行動分析の論文の中から読みたい論文を1本選び、内容を要約し論評を加えてレポートとして提出する。
○参考書
國分康孝・中野良顯『これならできる教師の育てるカウンセリング』東京書籍 2000
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
学習心理学の応用を学ぶ。
○授業計画
1授業と受講要件の説明、自己紹介。ビデオ応用行動分析(ABC放送)を見る。文献「心理学実践の倫理」を配布し説明。
2応用行動分析とは
3応用行動分析の古典に学ぶ
4応用行動分析と実験デザイン
5日本の教育の何が問題か
6一次予防、二次予防、三次予防
7学力問題と学業指導
8生きる力とセルフ・コントロール能力の育成
9ピア・サポート・プログラムによる個人的・社会的能力の育成
10学校における攻撃行動:いじめ、校内暴力、体罰
11不登校と適応指導教室における支援
12軽度障害児の特別支援教育
13自閉性障害の分析と対応

  

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