2005年度上智大学シラバス

◆近世哲学文献研究Ⅰ - (通)
大橋容一郎
○講義概要
西田幾多郎の『自覚における直観と反省』を読む。「悪戦苦闘のドッキュメント」と著者自ら評する難解な著作であるが、悪戦苦闘の相手はドイツ観念論、新カント派、フランス・スピリチュアリスム、現象学、プラグマティズム等、20世紀初頭の欧米現代哲学であった。
このゼミでは、西田自身の思索を追うと共に、これら諸思想との関連を重視する。参加者にはそれぞれの専門に応じて、ドイツ語・フランス語・英語原典の読解を課し、毎回レポートを提出してもらう予定である。
○評価方法
出席状況(25%)、授業参画(25%)、リアクションペーパー(50%)
○テキスト
西田幾多郎『自覚における直観と反省』 岩波書店版全集等
○必要な外国語
外国語1種類以上
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション
2毎回の範囲は参加者と協議の上決定する
(以下同様)

  

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