2006年度上智大学シラバス

2006/02/22更新
◆基礎物理化学Ⅰ(物理化学の基礎) - (前)
酒泉 武志
○講義概要
物理化学は物質の成立ち,性質,変化(化学反応を含む)等を取扱う学問であり,多くの化学の研究では物理化学的方法(考え方も含む)が用いられている。本講義は,副題にあるように,物理化学の基礎として,物理化学とは何かをはじめとして,量子論への導入,気体分子運動論および気体,液体,固体の簡単な性質について学ぶことを目的としている。
○評価方法
期末試験,演習(2回)
○参考書
アトキンス著 千原・中村訳『物理化学上・下(第4版)』東京化学同人
中田 宗隆『量子化学(基本の考え方16章)』東京化学同人、1995
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1量子論への導入

第1章 黒体放射と電磁波
2第2章 光電効果とコンプトン効果
第3章 原子スペクトルとリッツの結合則
3第4章 原子の模型とボーアの理論
第5章 物質波と電子回折
4気体分子運動論

1.多原子分子の運動とエネルギー(並進運動、回転運動、振動)
52.気体分子運動論(気体分子の速度分布)
63.内部エネルギーとエネルギー等分配則
74.気体分子運動論(実在気体の状態方程式)
85.van der Waals 力
9熱力学

1.熱力学第一法則
102.体積変化の仕事
3.熱とエンタルピー
114.状態量の性質
5.熱容量
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