2006年度上智大学シラバス

2006/05/02更新
◆総合講座「ヒトの生物科学」 - (前)
コーディネータ 笹川 展幸、牧野 修
○講義概要
基礎科学の中で近年の変貌がもっとも著しいのは生物科学であろう。21世紀は生物科学の時代とされ、MITなど米国の大学の理工系学部では生物学を必修教科とする動きが広がっている。 細かい知識の暗記ではなく、生物の一種としての「ヒト」の普遍性と特殊性を理解するとともに、「生物」,「人間」,「環境」などを総合的に考え理解する能力を養う事を目標とする。生物科学になじみの薄い工学系・文科系の学生にも親しめるよう身近なトピックスも取り上げて進めたい。 講義の順序は変更する可能性があるが、事前に連絡する。
○評価方法
リアクションペーパー(100%)
○テキスト
特になし
○参考書
特になし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1授業ガイダンス
遺伝子とタンパク質          
(牧野 修-本学生物科学専攻)
2ヒトゲノム      
(齋藤俊行-放射線医学総合研究所遺伝子発現ネットワーク研究グループ・第二チーム・チームリーダー)
3生殖と発生(初期発生と身体づくり) 
(安増茂樹-本学生物科学専攻)
4ヒト、マウス、ショウジョウバエのゲノム研究から見えてくるもの      
(山元大輔-東北大学大学院生命科学研究科脳機能遺伝分野・教授)
5人体を構成する細胞         
(笹川展幸-本学生物科学専攻)
6認知症の細胞生物学            
(林 謙介-本学生物科学専攻)
7人体のホルモンによる調節      
(千葉篤彦-本学生物科学専攻)
8感覚と情報処理            
(荒井隆行-本学電気電子工学科)
9免疫システム     
(松岡邦枝-東京都臨床医学総合研究所疾患モデル開発センター・研究員)
10ゲノムと医療   
(小澤正吾-国立医薬品食品衛生研究所薬理部・室長)
11感染と防御 
(西川喜代孝-国際医療センター研究所臨床薬理部門・室長)
12老化(動脈硬化、生活習慣病)
(中木敏夫-帝京大学医学部薬理学教室・教授)
13老化(動脈硬化、生活習慣病)
(中木敏夫-帝京大学医学部薬理学教室・教授)

  

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