2006年度上智大学シラバス

2006/02/24更新
◆科学技術英語Ⅲa - (前)
吉野 邦生
○科目サブタイトル
使える英語
○講義概要
ベルギー国立ゲント大学数学研究所関数解析部門研究員、
米国マサチューセッツ州立大学交換教授、
フィリピン大学短期共同研究員、
フランス ストラスブルグ大学教授資格審査員、
国際研究集会における発表、座長、等の経験を生かした授業を行う。
実際の外国生活における失敗談、笑える話などを盛り込みながら行う。
必要に応じてComputer Projector(Power Point, Tex)を使用する。
現代の国際化社会において英語、英会話はできて当たり前である。
出席は毎回取る。
○評価方法
出席状況(5%)、授業参画(5%)、リアクションペーパー(5%)、レポート(5%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(75%)、小テスト等(5%)
○テキスト
英文で書かれたプリントなどを用意して授業を進めていく。
外国語を習得するには声を出して発音することが一番重要である。
中学、高校の教科書を声を出して読んでみよう。
恥はまず捨てることが肝心である。
Paul A.Foerster "Caluculus(Concept and Application)" Key curriculum Press
Tom M. Apostol "Mathematical Analysis" Addison-Wesley Publishing Company
Steven Krantz "Real Analysis and Foundations" CRC Press (1991)
○参考書
最近、理科系の学生、研究者のための実用的な本が出ているので以下に紹介する。
原田豊太郎『理系のための英語論文執筆ガイド』ブルーバックス、講談社(2004年)
東大サバイバル英語実行委員会『理系のためのサバイバル英語入門』ブルーバックス、講談社(2004)
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講
可 (理工学部の学生のみ可。)
○授業計画
1基本的な数学用語の英語による表現
外人数学者ってどうして発表の最初にいつも
”お祭り、お祭り”って言うのかな?
2基本的な数学的文章の英語による表現
必要十分条件を英語で言うと?
3とにかく英語で数学の文章を書いて見よう。
There exists a unique solution such that...
4英語は度胸。(文法は後からついて来る。
細かいことはあとで気にすればよい。)
ベルギーでビールの栓抜きを頼んだら山盛りのジャガイモがきたぞ!
5みんなの前で英語で発表してみよう。
恥をかくことを恐れてはいけない。
6英語による数学的討論。(ヘタな英語上等!!)
7リス、亀、野菜の発音はできるかな?
8”xの二乗足すyの3乗はzのn乗に等しい”を英語で言うと?
9”連続関数の一様収束極限は又連続関数である”を英作文してみよう。
10”熱伝導方程式の解をU(x,t)とするとU(x,t)は
空間変数、時間変数に関して
無限回微分可能である。”を英作文してみよう。

  

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