2006年度上智大学シラバス

2006/02/26更新
◆演習(中東イスラム地域研究B)1 - (前)
赤堀 雅幸
○科目サブタイトル
中東の人々の暮らしを通して学ぶ人類学
○講義概要
異文化の人々の暮らしから何を学ぶことができるのかについて、中東を舞台とし、人類学の視点をもって、自分なりの問題を発見し深めていく。同時に、文献の読解と操作、口頭発表、論文執筆、議論という、学問の基礎的な技法のトレーニングを兼ねる。演習として真剣に参加し、最終的にゼミ論文ないし卒業論文を完成することを決意している者の参加を受け付ける。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(30%)、レポート(50%)
○参考書
三浦徹他編『イスラーム研究ハンドブック』栄光教育文化研究所、1995年
赤堀雅幸他編『イスラームの神秘主義と聖者信仰』東京大学出版会、2005年
川野哲也『レポート・論文の書き方入門』慶應義塾大学出版会、2002年
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.sophia.ac.jp/~m-akahor/
○授業計画
1演習のねらいと進め方を示し、参考文献・有用サイトを紹介する。以下はおおまかな進行の予定であり、状況によって柔軟に対応する。また、基礎となる基本知識の習得に毎週必ず一定の時間を割いて講義する。
2口頭発表、文献収集、スキーム作成、論文執筆の技法について、概要を解説する。
3参加者の関心にしたがって、全体で読む英語論文1本と各自が読んで発表する日本語の本1冊を決定する。英文論文読解と書評発表、ハンドアウトの作成の技法を解説する。
4中東人類学研究の学説史について講義する。
5英文論文1本の講読。
6英文論文1本の講読、続き。
7学生による書評発表1。主題の発見とその具体化について解説する。
8学生による書評発表2。
9学生による書評発表3。
10文献の検索と読み込み、ノート作成について解説する。
11学生による研究主題発表1。
12学生による研究主題発表2。
13学生による研究主題発表3。論文構成の技法を解説する。夏期休暇中に研究に必要な文献の収集と読み込みを行う。

  

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