2006年度上智大学シラバス

2006/01/08更新
◆イスラム圏総合研究1 - (後)
私市 正年
○科目サブタイトル
民衆の生活からみたイスラーム社会の実像―イスラーム民衆社会論の検討―
○講義概要
イスラームについて、教義にしばられた原理主義的イスラーム像やテロリズムに象徴される暴力的イスラーム像がしばしば説かれる。しかし、大部分のムスリムは、必ずしも教義に形式的にしばられることはなく、また穏健なムスリムとして生きてきた。とくに、それは民衆の生活の中に見出すことができる。本講義では、このようなイスラームの姿を、聖者とスーフィー教団の分析によって明らかにしていく。
○評価方法
レポートまたは試験によって評価
○テキスト
私市正年『『イスラム聖者』』 講談社(現代新書)・1996年
○必要な外国語
とくになし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イスラームの基礎概念(1)
2イスラームの基礎概念(2)
3イスラーム社会の民衆(1)
4イスラーム社会の民衆(2)
5イスラーム社会の聖者(1)
6イスラーム社会の聖者(2)
7聖者崇拝とスーフィー教団(1)
8聖者崇拝とスーフィー教団(2)
9民衆と国家権力(1)
10民衆と国家権力(2)
11イスラーム民衆社会論が問いかけるもの(1)
12イスラーム民衆社会論が問いかけるもの(2)
13イスラーム民衆社会論が問いかけるもの(3)

  

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