2006年度上智大学シラバス

2006/02/19更新
◆中東の宗教と思想2 - (後)
堀井 聡江
○講義概要
宗教・文化としてのイスラーム理解を目標として,前近代におけるイスラーム思想の主要な潮流を概説する。ついては,細かい問題よりも,特に10世紀を境とする転回に留意しつつ,各思想の歴史的意義を把握してほしい。試験は持込可とするが,詳細は授業中に予告する。
○評価方法
出席状況(20%)、後期学期末試験(授業期間中)(80%)
○参考書
中村廣治郎『イスラム 思想と歴史』東京大学出版会,1977年
井筒俊彦『イスラーム思想史』中公文庫,1991年
堀井聡江『イスラーム法通史』山川出版社,2004年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1クルアーンの思想
2ハワーリジュ派とシーア派
3スンナとハディース
4イスラーム法学I―イスラーム法の起源と初期法学
5イスラーム法学II―正統四法学派の成立
6イスラーム神学I―ムータズィラ派以前
7イスラーム神学II―正統神学の誕生
8シーア派世界の成立
9イスラーム哲学I―スンナ派世界における系譜
10イスラーム哲学II―シーア派思想との融合
11イスラーム神秘主義I―初期スーフィズム
12イスラーム神秘主義II―後期スーフィズムとタリーカの発展
13試験

  

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