2006年度上智大学シラバス

2006/03/24更新
◆通訳入門(日仏)1 - (前)
野原 道広
○科目サブタイトル
通訳のプロセスの理解と問題認識。ある言語で聞く→理解→記憶→別の言語で再現というプロセスにおいて、何が問題になるか浮き彫りにする。語彙数の有限性(人間の記憶力の限界)が起因する問題の認識。
○講義概要
特徴:専業の通訳者による授業。前期は、フランス人の授業参加(仏語表現チェックなど)の可能性あり。実践的内容をできるだけ盛り込む。目標:逐次通訳の体験とその技術の取得。学習言語(仏語)のスキル向上。通訳の準備の仕方など実務手法の紹介。内容・進め方:フランスの高校生向けに書かれた百科事典(仏語)を主に使い単語テスト、翻訳を行なう。これは、調査力、理解力の診断と向上を狙う。受講生による発表および通訳演習。発表は、百科辞典の抜粋など、仏語素材をベースに準備する。準備過程で主体的な内容理解、記憶、単語の定着などを狙う。日常会話を超えた言語活動への導入。前期は、短い談話再現(日→日)、短文逐次通訳(仏→日)通訳する方向は、仏→日を中心に行う。色々な分野における仏語の知識を増やしたい人、仏語能力を積極的に高めたい人歓迎。授業終了時刻が遅くなる傾向あり。授業が通訳業務のため、時間帯が遅くなったり、休講になる可能性あり。(補講に努める)更なる詳細は、m-nohara@nifty.comへメール下さい。授業進捗状況という(過去の)ファイルを送付します。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(20%)、前期学期末試験(授業期間中)(20%)、後期学期末試験(授業期間中)(20%)、小テスト等(20%)
宿題(翻訳:仏→日:テキストおよび音声教材)、要約(仏→日:テキストおよび音声教材)、transcription(仏語の書き取り):これらすべて評価対象。仏語音声教材を何にするか検討中。
○テキスト
最初のテーマ:Entreprises(仏語百科辞典Memoから抜粋)これを使い、単語テスト、解説、発表、通訳演習を行う。テキストは、最初の授業で配布する。

単語テスト:百科辞典などをコピーして配布。1回の出題範囲がは、ほぼ1ページあるいは、1ページ相当。扱いたいテーマの新聞や雑誌の記事の提案を歓迎。
『音声素材の提案を希望』
○参考書
大賀正喜『現代仏作文のテクニック(自習用)《多くの生徒にとってはレベルが高すぎるかも知れない。内容を見て、やれそうだったらお勧め。元気と時間がある人向け。アプローチが優れている》』大修館書店、1993年6版
○必要な外国語
フランス語
○他学部・他学科生の受講
可 (仏語の力を伸ばしたい人歓迎。)
○授業計画
1授業の方針、進め方(単語テスト、宿題、発表など)受講の心得についての説明。講師の紹介。扱うテーマについての希望アンケート。
授業計画は、順次更新か、あるいは授業進捗状況を配布する。
2単語テストおよび解説(基本的に毎週行なう)。
談話を100%聞き取り、再現する訓練(日本語→日本語)(発表形式)自己紹介など一般的な談話の再現。メモ取りなし。(以下同様)
3単語テストおよび解説(以下同様)。宿題についてのコメント。
再現する訓練(日本語→日本語):(発表形式)自己紹介など一般的な談話の再現。
4再現する訓練(日本語→日本語):あるテーマ(例:企業)について(発表形式)
5再現する訓練(日本語→日本語):あるテーマ(例:企業)について(発表形式)
6通訳演習(仏語→日本語):あるテーマについて発表(仏語)
仏語資料の存在するテーマを選んで行う(仏語語彙の意味理解、使いかたの習得)(以下同様)
7通訳演習(仏語→日本語):あるテーマについて発表(仏語)
仏語資料の存在するテーマを選んで行う(仏語語彙の意味理解、使いかたの習得)
8通訳演習(仏語→日本語):あるテーマについて発表(仏語)
仏語資料の存在するテーマを選んで行う(仏語語彙の意味理解、使いかたの習得)
9通訳演習(仏語→日本語)あるテーマについて発表(仏語)
仏語資料の存在するテーマを選んで行う(仏語語彙の意味理解、使いかたの習得)
10通訳演習(仏語→日本語)あるテーマについて発表(仏語)
仏語資料の存在するテーマを選んで行う(仏語語彙の意味理解、使いかたの習得)
11通訳演習(仏語→日本語)あるテーマについて発表(仏語)
仏語資料の存在するテーマを選んで行う(仏語語彙の意味理解、使いかたの習得))
12通訳演習(仏語→日本語)あるテーマについて発表(仏語)
仏語資料の存在するテーマを選んで行う(仏語語彙の意味理解、使いかたの習得)
13通訳演習(仏語→日本語)あるテーマについて発表(仏語)
仏語資料の存在するテーマを選んで行う(語彙の意味理解、使いかたの習得)
14試験(単語テスト、再現、通訳)

  

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