2006年度上智大学シラバス

2006/02/20更新
◆ラ米政治社会概論2 - (後)
幡谷 則子
○科目サブタイトル
現代のラテンアメリカ社会
○講義概要
民主化後のラテンアメリカ社会が抱える諸問題の中から、貧困・紛争・人権問題などを取り上げて考察する。これらの理解に必要な概念を整理したのち、具体的な事例において各問題に対する政府、NGO,国際機関、そして人々の取り組みを紹介する。受講者は、前期「ラ米政治社会概論1」を受講済みであることを原則とする。
○評価方法
リアクションペーパー(20%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(80%)
○参考書
その他参考文献は随時授業時に提示する。
加茂雄三ほか『ラテンアメリカ』自由国民社 1999年
小池洋一ほか編『図説ラテンアメリカ』日本評論社 1999年
西島章次・細野昭雄編『ラテンアメリカ経済論』ミネルヴァ書房 2004年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション、今日のラテンアメリカを鳥瞰する
2貧困問題(1)指標と政府のとりくみ
3社会開発論とコミュニティ参加、NGOの役割
4社会開発論とジェンダー
5貧困問題(2)都市貧困居住区の事例
6子どもの問題(1)ストリートチルドレン
7子どもの問題(2)ノンフォーマル教育
8麻薬問題:コロンビア
9現代の政治暴力
10国際・国内避難民問題
11人権問題(1)民主化後の軍民関係
12人権問題(2)先住民運動
13紛争地域における人々の取り組み

  

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