2006年度上智大学シラバス

2006/02/19更新
◆心理学演習ⅢA(臨床心理学研究) - (通)
横山 恭子
○講義概要
前期はフロイト・ユング等の深層心理学者の,主として症例を扱った論文や著作を扱い,それぞれの学者の提案している概念や治療技法についての理解を深める。また前期では、箱庭療法とSquiggle Gameの実習を行う。夏休みの合宿では,映画を題材に夢分析を行う。後期は履習している学生の興味に基づき,新しい論文や著書を中心として,それぞれの理論のその後の展開について学ぶ。また、卒業生をゲストとして、臨床実践についての話を伺い討論したい。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(10%)、レポート(20%)
年3回(前期1回 後期1回及び夏合宿でのプレゼンテーション  50%
○テキスト
S.フロイト『フロイト著作集3.5.7』 人文書院
○参考書
小此木啓吾他(編)『精神分析セミナーI~V』岩崎学術出版社
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション 発表の順番や内容の紹介と決定
2「フロイト著作集7」より『ミス・ルーシー・R』『エリーザベト・R』
3「フロイト著作集7」より『アンナ・O嬢』
4「フロイト著作集5」より『ある5歳男児の恐怖症分析』
5「フロイト著作集5」より『あるヒステリー患者の分析の断片』
6「フロイト著作集9」より『強迫神経症の一例に関する考察』
7「フロイト著作集9」より『自伝的に記述されたパラノイアの一症例に関する精神分析的考察』
8「フロイト著作集9」より『ある幼児神経症の病歴より』
9リトル「精神病水準の不安と庇護」
10ユング「個性化とマンダラ」より『個性化過程の経験について』
11Squiggle Game実習
12箱庭制作実習1
13箱庭制作実習2
14夏合宿(映画を題材とした夢分析)1
15夏合宿(映画を題材とした夢分析)2
16夏合宿(映画を題材とした夢分析)3
17夏合宿(映画を題材とした夢分析)4
18学生の選択したテーマに基づく発表1
19学生の選択したテーマに基づく発表2
20学生の選択したテーマに基づく発表3
21学生の選択したテーマに基づく発表4
22学生の選択したテーマに基づく発表5
23学生の選択したテーマに基づく発表6
24学生の選択したテーマに基づく発表7
25学生の選択したテーマに基づく発表8
26学生の選択したテーマに基づく発表9
27卒業生をゲストに呼び、臨床実践についての話を伺う1
28卒業生をゲストに呼び、臨床実践についての話を伺う2
29卒業生をゲストに呼び、臨床実践についての話を伺う3

  

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