2006年度上智大学シラバス

2006/02/21更新
◆医療福祉論 - (後)
髙山 惠理子
○講義概要
 本講義は、保健医療分野においてソーシャルワーク実践を行うにあたり不可欠な知識と課題を理解することをねらいとする。
 どの分野での実践であっても、ソーシャルワーク実践に必要な視点とスキルは変わらない。しかしその一方で、その分野に特有な価値やシステム、さらには、利用者の特徴を理解することなく、的確な実践を行うことは困難である。本講義では、これらの分野に特有な知識について理解することを目標とする。
○評価方法
出席状況(50%)、リアクションペーパー(20%)、レポート(30%)
○テキスト
特定のテキスト指定は行わない。
○参考書
初回講義時に、文献リストを配布する。
(社)日本医療社会事業協会『改訂 保健医療ソーシャルワーク原論』相川書房, 2004
大本和子,大谷昭,笹岡眞弓,田中千枝子『医療ソーシャルワーク実践50例』川島書店, 1999
日本社会福祉士会・日本医療社会事業協会『保健医療ソーシャルワーク実践1・2・3』中央法規出版, 2004
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション:医療福祉と医療ソーシャルワーク
2保健医療分野におけるソーシャルワーカーの存在意義
3医療の場の特徴①:医療の目的・理念・責務/医療供給システム
4医療の場の特徴②:医療保障システム
5医療の場の特徴③:医療にたずさわる専門職
6病を持つ人々とソーシャルワーク援助・支援①:総論
7病を持つ人々とソーシャルワーク援助・支援②:生活障害
8病を持つ人々とソーシャルワーク援助・支援③:患者の権利/インフォームド・コンセント
9保健医療分野のソーシャルワークの歴史
10特定場面でのソーシャルワーク①:緩和ケア・ホスピス病棟
11特定場面でのソーシャルワーク②:自宅療養
12倫理綱領・倫理的ディレンマ
13多様なソーシャルワーク実践・まとめ

  

Copyright (C) 2006 Sophia University
By:上智大学 学事センター