2006年度上智大学シラバス

2006/02/21更新
◆社会学データ分析法 - (後)
平田 周一
○講義概要
本講は、社会学に必要なデータ分析の理解を目的とする。統計分析に関する基本的知識を学ぶとともに、多変量解析を学ぶために必要な知識、実際のデータ操作に関する知識についても講義を行う。まず、官庁統計や調査報告書(量的データ・質的データ)の読み方を学ぶことを通して、単純集計、度数分布、クロス集計などの記述統計についての講義を行う。次いで、平均や分散などの統計量の読み方と計算の仕方を学ぶ。講義の後半では、多変量解析に進むために必要な相関係数、回帰係数の概念、および因果関係と相関関係の区別等について学ぶ。
○評価方法
出席状況(30%)、レポート(50%)、小テスト等(20%)
○テキスト
特に指定しない
○参考書
ハンス ザイゼル(著)佐藤郁哉(訳)
『数字で語る-社会統計学入門』新曜社
その他(授業中、随時紹介する)
○必要な外国語
特になし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション
2データの読み方1:官庁統計を読む
3データの読み方2:調査報告書を読む(量的データ・質的データ)
4統計データの基礎集計1:単純集計、度数分布
5統計データの基礎集計2:クロス集計
6統計データの基礎集計3:データの要約、基本的統計量(平均・分散・標準偏差など)
7統計データの基礎分析1:平均の比較
8統計データの基礎分析2:相関係数
9変数間の因果関係1:因果関係、相関関係、擬似相関
10変数間の因果関係2:因果関係、相関関係、回帰係数
112次データの分析1:統計ソフト(SPSS、EXCELなど)の使い方
122次データの分析2:統計データの読み込み、整理、統計量の計算
132次データの分析3:報告書の作成

  

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