2006年度上智大学シラバス

2006/02/06更新
◆認識論Ⅱ - (後)
大橋 容一郎
○講義概要
認識論は存在論と並ぶ哲学研究の基本形態である。人間が自己や世界を知るという基本的な営為の方法と意味についてあらためて体系的・根本的に考える。なおこの講義は学全科目にも指定されているが,哲学科の学科専門科目として3・4年次生以上を対象とする専門的なものであることを了解されたい。講義内容の理解のためには,近代哲学史の知識を持つこと、および前期開講の「認識論Ⅰ」を受講していることが望まれる。
○評価方法
リアクションペーパー(20%)、後期学期末試験(授業期間中)(80%)
レスポンス・ペーパーおよび小論文試験による。
○他学部・他学科生の受講
可 (前期に同じ)
○授業計画
1理論的認識と言語
2実践的認識と言語
3認識の社会性
4認識の歴史性と発展
5認識能力とその限界
6認識論と存在論
7デカルトの認識論
8カントの認識論I
9カントの認識論Ⅱ
10フィヒテの認識論
11小論文試験
12新カント派の認識論
13西田幾多郎の認識論
14(以上は講義予定であり、議論の発展状況によって多少の異同がある。)

  

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