2006年度上智大学シラバス

2006/02/03更新
◆地学概説B - (後)
中井 睦美
○科目サブタイトル
地球惑星科学と地球環境科学
○講義概要
この授業は,教養としての地球科学の講議であり,理科教員希望者,博物館学芸員希望者が参加することを念頭においてカリキュラムを構成している.後期は地球環境科学および自然災害についての講議をおこなう.毎回小レポートを提出してもらい,その内容で評価する.演習的な作業なども,小レポートとして行う.試験や最終レポートは行わない.高校地学を選択していないことを前提としているが,内容は高校地学とは異なる.複合グラフなども用い,地球環境について科学的に総合的な多様なとらえ方ができるようになることを授業の目標としている.複雑な計算はさけるので,文系の学生にも履修可能である.生活に密着した問題にも多くふれる.
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(30%)、小テスト等(50%)
小テストは授業中に行います。遅刻をしないよう努力すること。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1地球の多重バリアー(気圏の構造 オゾン層 地球磁場)
2太陽活動と地球のエネルギー収支
3気象現象とエネルギーバランス(気象を左右するエネルギー変化)
4深層海流の影響(ビデオを併用 氷期 ヤンガードライアス)
5過去の気候変動と固体地球の変動(ミランコビッチサイクル)
6温暖化と都市気候(ビデオ併用)
7日本の水,土砂災害の重要点(台風 酸性雨 地下水汚染 水害 土砂災害)
8火山地震国としての日本列島(島弧の特徴)
9火山岩の岩質と火山噴火の特徴(ビデオ併用)
10マグマの変化(相平衡図を読む)
11地震の要因、震源を求める
12地震津波被害予知(過去の災害に学ぶ 場合によってはビデオ併用)
13自然災害に強いマイホームの探し方

  

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