Syllabus system

2006年度上智大学シラバス

2006/02/24更新

◆生物学概説Ⅰ　－　(前)

小林　健一郎

○講義概要

私たちヒトや動物の体の働きについて学習します。「生物学概説I」では消化・吸収や栄養を利用する体の働きと、それらの活動を生み出す分子=タンパク質について学びます。「生物概説II」では健康と遺伝子の関係を，遺伝的な病気・がんなどから学びます。最後に，ヒトや動物の体の働きと生活環境の関係を考えます。これらの学習を通して体の働きのしくみを知るとともに，生物の多様性について生活環境や進化の視点から考えます。後期科目「生物学概説II」を連続履修するかどうかは自由．

○評価方法

レポート(30%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
試験とレポートの成績に，出席を加味して評価します。

○テキスト

『使用しません。』

○参考書

『講義の中で紹介します。』

○他学部・他学科生の受講

可

○授業計画

1	はじめに：分子から見た体の働き
2	生分子：体の活動を支える分子たち
3	細胞：生命活動の基本単位
4	ヒトの食事—１：消化の働き
5	ヒトの食事—２：吸収の働き
6	ヒトの食事—３：消化の働きの調節と、消化管ホルモン
7	動物の食事の多様性：さまざまな生活環境への適応
8	栄養分子と生命活動—１：肝臓は体の栄養配分センター
9	栄養分子と生命活動—２：体の活動は栄養分子を消費する
10	動物の体の大きさと生命活動の関係：ネズミ—ゾウ曲線