2006年度上智大学シラバス

2006/02/24更新
◆教育原理Ⅰ - (前)
増渕 幸男
○科目サブタイトル
教育の本質・目的・内容に関する原理的理解
○講義概要
教育の意義を現実に生じている具体的な諸問題から理解するために、配布される資料プリントを用いて自らで考察していくこととし、教師に求められる基本的資質(人間性・他者理解・指導性ect.)を習得することに重点を置く。ゆとり教育、総合的学習、学力問題、対人関係、問題行動などについて教師が考えるべき姿勢を追求する。
○評価方法
出席状況(50%)、リアクションペーパー(50%)
毎時間、資料に基づくリアクション・ペーパーを作成し、それに基づく考察と意見交換を行うので、主体的・積極的な参加姿勢を要求する。その総合的視点から評価を行う。
○テキスト
毎時間資料プリントを配布するので不要
○参考書
授業展開に対応する参考書はそのつど紹介する。教職全般に関する入門書としては下記参考書1を読まれるとよい。
沼田・増渕編著『「問い」としての教育学』福村出版 2006年(第5版)
○必要な外国語
特に指定しない
○他学部・他学科生の受講
可 (科目の開講目的から教職をめざす人を対象とする)
○授業計画
1教育とは何かについて資料プリントに基づいてガイダンスを行う
2教育本質の理解:学力低下とは何か
3教育本質の理解:ゆとり教育とは何か
4教育本質の理解:個性伸長教育とは何か
5教育現実の理解:いじめとは何か
6教育現実の理解:不登校とは何か
7教育現実の理解:他者関係の原理とは何か
8教師教育の理解:教師の資質とは何か
9教師教育の理解:教師の抱える困難とは何か
10教師教育の理解:教員養成とは何か
11教育理念の理解:いのちを考える教育
12教育理念の理解:人間の尊厳を考える教育
13教育理念の理解:教育は何のために
14学校の抱える政策的課題
15質問・疑問をめぐる対話

  

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