2006年度上智大学シラバス

2006/02/22更新
◆差別と人権 - (後)
BONET Vicente
○講義概要
本科目において、差別の具体的な例の歴史と現状を通して、差別観がどのようにつくられ、個人的また社会的にその根拠にされるのは何か、そして差別の結果を考察する。その上、差別の本質を明確にしようとする。次に人権の歴史、「世界人権宣言」以前とその後の歴史、人間の権利の根拠を研究する。
○評価方法
出席、リアクションペーパーとレポートの内容によって成績が決まる。
合格するには、出席の3分の2以上、すべてのレポートの提出が必要不可欠の条件となる。
○テキスト
授業時に資料を紹介し、配布する。
○参考書
授業時に紹介する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1具体的なグループの人々に対する差別の歴史と現状。
2それぞれのグループに対する差別観の起こり、個人的あるいは社会的に差別の根拠にされる(された)こと。
3差別の結果:差別を被る人々(グループ)における結果と差別者における結果。
4差別観の本質と差別観をなくす方法。
5死刑制度と人権。
6世界の貧困・飢餓と生きる権利。
7人間の権利の歴史:古代ギリシャ・ローマから「世界人権宣言」まで。
8「世界人権宣言」以後:人権発展の歴史とその影響。
9人間の権利の根拠。

  

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