2006年度上智大学シラバス

2006/02/22更新
◆産業廃棄物処理 - (前)
中杉 修身
○講義概要
事業活動に伴って排出される産業廃棄物は家庭から排出される一般廃棄物とは排出形態も性状も大きく異なる。発生からリサイクル、最終処分までの産業廃棄物の処理の状況を一般廃棄物と対比させながら見ていく。また、不法投棄など、産業廃棄物の処理に伴って生じている問題について具体例を引きながら考察する。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(20%)、レポート(70%)
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1廃棄物の定義や分類について概観し、本講義で取り扱う対象範囲を明確にする。
2廃棄物の流れに沿って、量的な増大と質的な変化の両面から廃棄物処理がもたらす環境問題を概観する。
3廃棄物の量的な流れの現状を概観するとともに、循環型形成法をベースとして各種法制度を組み合わせた廃棄物の量的管理の現状の体制とその課題について考察する。
4有害廃棄物の流れの現状を概観するとともに、国際的な取り決めを含め、廃棄物の質的管理の現行の体制とその課題について考察する。
5不法投棄など廃棄物処理がもたらす化学物質リスクの現状と管理体制について概観するとともに、現行の管理体制が抱える課題について考察する。
6収集輸送から中間処理、リサイクル、最終処分までの廃棄物処理で用いられる技術の現状と動向について概観する。

  

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