2006年度上智大学シラバス
2006/03/03更新
◆生物化学特論Ⅳ(代謝化学Ⅰ) - (前)
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成内 秀雄
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○講義概要 |
免疫系は我々哺乳動物に備わった全身統御システムの1つである。液性因子と細胞の働きにより、感染体を含む外来異物を排除するのがその主な機能と考えられている。システムを構成する細胞は多様であるが、リンパ球はその中でも主役を務めている。本講義では、免疫系を構成する細胞の話から始め、リンパ球の活性化機構、複数の細胞間相互作用などの基礎的話題のみでなく、感染体の排除機構、アレルギー、免疫不全症、加齢に伴う免疫能の変化についてもテーマとして取り上げ、免疫系の全体像について講義をする予定である。
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○評価方法 |
出席状況(20%)、レポート(80%)
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○テキスト |
特定のテキストは使わず、プリントを配布し、これに基づいて講義する。
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○参考書 |
1.免疫生物学(Janeway & Travers著)笹月健彦監訳 南江堂 2.免疫学イラストレイテッド(Roitt, Brostoff, Mah 著) 多田富雄監訳 南江堂 3.医系免疫学 矢田純一著 中外医学社 4.免疫・アレルギー・リュウマチ学 医学書院
これらはかなり詳しく書いてあります。
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○授業計画 |
1 | 夏季集中講義であるが次のように内容を分けて行う。 1.総論 2.抗原ー抗体反応 3.免疫担当細胞 4.抗体産生機構 5.細胞性免疫 6.微生物免疫 7.補体 8.全身の免疫系 9.過敏性反応 10.免疫不全症 11.粘膜免疫 12.加齢と免疫 13. 免疫制御 14. 自然免疫と獲得免疫 |
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