2006年度上智大学シラバス

2006/02/24更新
◆ラテンアメリカ経済研究 - (通)
谷 洋之
○講義概要
本年度は、近年さかんに刊行されているラテンアメリカ経済史の文献を数冊読み比べ、どのような観点、どのような問題意識からそれらが編まれ、どのような検討が行なわれているのかを把握したい。これは、ラテンアメリカ研究の基礎として経済史を押さえておくという目的もあるが、同時にこれらの文献の視角を見定めることによって、現代の思潮を理解することにも資すると考えられる。
地域間比較の観点から、他地域を専攻する院生の参加も歓迎する。
○評価方法
授業参画(50%)、レポート(50%)
○テキスト
手始めに、Bulmer-Thomas, Victor, The Economic History of Latin America since Independence, Cambridge U.P., 1994(日本語版、イスパニア語版あり)を参加者全員で通読する。その後に取り扱う文献についてはゼミの中で受講者と相談の上、決定する。
○参考書
適宜ゼミの中で紹介する。
○必要な外国語
英語(イスパニア語またはポルトガル語が読めればなおよい)
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス
2ラテンアメリカ経済史の新たな潮流:今後の文献講読の手がかりとして(講義)
3以下、初回の授業で決定した方式・順序に従って文献講読を行なっていく。なお、受講者の側から取り上げたい文献の提案があれば、それも歓迎したい。

  

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