2006年度上智大学シラバス

2006/02/22更新
◆生態人類学 - (前)
井上 真
○講義概要
 生態人類学は、人間と自然との相互関係を追求する学問である。本講義では、まずフィールド研究について考える。続いて、「講座・生態人類学3:アフリカ農耕民の世界」(京都大学学術出版会)を輪読することを通して人々と自然との関わりを多面的に学ぶ。そして、最後は人間と自然との関わりのあり方をテーマとしてディベートを行う。
○評価方法
出席状況(50%)、リアクションペーパー(15%)、レポート(35%)
○テキスト
掛谷 誠『アフリカ農耕民の世界(講座:生態人類学3)』 京都大学学術出版会、2002年
○参考書
石弘之(編)『環境学の技法』東京大学出版会、2002年
井上真『コモンズの思想を求めて:カリマンタンの森で考える』岩波書店、2004年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1講義:フィールド研究の論理(1)
2講義:フィールド研究の論理(2)
3講義:フィールド研究の論理(3)
4講義:フィールド研究の倫理
5スライド:森に住む人々
輪読(1):アフリカ農耕民研究と生態人類学(序章)
6輪読(2):市場経済化と焼畑農耕社会の変容(1章)
7輪読(3):バナナとともに生きる人々(2章)
8輪読(4):タンザニア・マテンゴの掘り穴耕作とコーヒー栽培(3章)
9輪読(5):エチオピア・コンソ社会における農耕の集約性(4章)
10輪読(6):アフリカにおける持続的な集約農業の可能性(5章)
11ディベート準備:ビデオ鑑賞など
12ディベート

  

Copyright (C) 2006 Sophia University
By:上智大学 学事センター