2006年度上智大学シラバス

2006/02/24更新
◆国際関係史研究 - (通)
高橋 久志
○講義概要
本年は、日露戦争を様々な視点から考察する。幸いにも「日露戦争開戦100周年」を記念して軍事史学会から2冊の論文集が出ており、これを精読する。その狙いは、単に知識を習得・蓄積するためだけでなく、国際関係の歴史的アプローチの妙味を知り、且つ、各論文の「仮説」や「切り口」を剔出し、論証の巧拙や論文そのものの評価を研究するためである。学部生やOBと共に夏季合宿を行う。その際には、院生が主導権を発揮する。後期の半分は、修論執筆者やゼミ論執筆者による発表と他者による評価と批判を中心にする。
○評価方法
出席状況(40%)、授業参画(40%)、レポート(60%)
ゼミの性格上、上記の出席状況と授業参画は同じとみなす。上記のレポートとはゼミ論文のことであり、修論執筆者は、相談の上、修論をもってこれに代えることが可能。
○テキスト
軍事史学会編『『日露戦争(一)国際的文脈』』 錦正社、2004年
軍事史学会編『『日露戦争(ニ)戦いの諸相と遺産』』 錦正社、2005年
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1詳細はシラバスによる。2冊のテキストを熟読するが、基本的には、課題論文の担当者とそのコメンテーターが作成したペーパー(事前にインターネットにより各ゼミ員に送付)を叩き台にして、討論を展開する。

  

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