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2006年度上智大学シラバス

2006/03/06更新

◆労働経済学研究Ⅰ　－　(前)

出島　敬久

○科目サブタイトル

雇用と賃金・人的投資や賃金設計に関する計量分析手法

○講義概要

最近の労働市場の研究は，個票データやパネルデータを活用した計量経済分析が多い。その理由は，この分野では多様な属性をもつ労働者が標本となるために，経済学の理論上制御すべき変数が多く，また内生性や自己選択，標本選択といったバイアスが発生する構造も複雑だからである。受講者の問題関心にあった研究論文を輪読し，以上の展開を学ぶ。

○評価方法

出席状況(30%)、授業参画(50%)、レポート(20%)
受講者自身の研究テーマに関するサーベイを期待したい。

○テキスト

Orley Ashenfelter (ed.) "Labor Economics" Worth Publishers, 1999

○参考書

Orley Ashenfelter and Richard Layard (eds.) "Handbook of Labor Economics vol. 1" Elsevier Science, 1986
Orley Ashenfelter and Richard Layard (eds.) "Handbook of Labor Economics vol. 2" Elsevier Science, 1986
Orley Ashenfelter and David Card (eds.) "Handbook of Labor Economics vol. 3A-3C" Elsevier Science, 1999

○必要な外国語

英語

○他学部・他学科生の受講

可

○ホームページURL

http://pweb.sophia.ac.jp/~t-dejima/

○授業計画

1	受講者の問題関心にあわせて，その分野の基礎的な論文と，最近の論文を選択して輪読する。