2006年度上智大学シラバス

2006/01/13更新
◆グループ・アプローチ特論 - (前)
高良 聖
○科目サブタイトル
集団心理療法の理論と実際
○講義概要
グループアプローチとは、集団心理療法など集団を用いた心理的援助方法のことである。臨床心理学の領域では、個人療法と集団療法は相互補完的に発展を遂げてきた。本講義では、将来臨床心理士をめざす学生を対象として、集団のメンバー体験を取り入れながら、グループアプローチに関する理論と実際、および、グループリーダーのあり方について学習する。
○評価方法
レポート(50%)、前期学期末試験(授業期間中)(50%)
○テキスト
近藤喬一、鈴木純一編『集団精神療法ハンドブック』 金剛出版
○参考書
Irvin.D.Yalom,Sophia Vinogradov 著(川室優訳)『グループサイコセラピー』金剛出版
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション。わが国におけるグループアプローチの現況を学習する。
2レジュメ配布を通して、集団心理療法の理論と実際について学習する。集団心理療法の効果および適応決定に関する知識の獲得をめざす。
3グループメンバー体験1 実際のグループセッションを行い(45分)、その後レビューを通して振り返りながら実際的な知識を獲得する。
4グループメンバー体験2 実際のグループセッションを行い(45分)、その後レビューを通して振り返りながら実際的な知識を獲得する。
5グループメンバー体験3 実際のグループセッションを行い(45分)、その後レビューを通して振り返りながら実際的な知識を獲得する。
63セッションの振り返りを行う。それを通して、集団心理療法のリーダーの機能、役割を学習する。
7グループメンバー体験4 学生にグループリーダーの役割を取得させて実際のグループセッションを行い(45分)、その後、スーパビジョン的レビューを行う。
8グループメンバー体験5 学生にグループリーダーの役割を取得させて実際のグループセッションを行い(45分)、その後、スーパビジョン的レビューを行う。
9グループメンバー体験6 学生にグループリーダーの役割を取得させて実際のグループセッションを行い(45分)、その後、スーパビジョン的レビューを行う。
103セッションの振り返りを行う。それを通して、集団心理療法のリーダーの機能、役割を学習する。
11集団心理療法の理論について、とくに、Bionの集団に関する考え方を学習する。
12セラピストとしてのグループリーダーに関する知識を学習する。グループセラピスト覚え書きのセジュメ配布。
13質疑応答、レポート、前期試験を行う。

  

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