2006年度上智大学シラバス

2006/02/23更新
◆国際教育学講義 - (前)
杉村 美紀
○講義概要
本年度「国際教育学講義」では、昨年度のテーマに続き、「国際教育学の構築(2)」というテーマを設け、国際教育学が教育学においてどのように位置づけられ、またどのような役割と課題をになっているのかを検討する。
本年は、「国際教育学」の概論をまとめた国内外の先行研究をとりあげ、従来考えられてきた国際教育学の枠組みを整理するほか、特に比較教育学の方法論の整理を行い、国際教育学との関連性を検討する。参加者全員での検討や討議を重視した授業としたい。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(30%)、レポート(50%)
○テキスト
テキストとしては、授業担当者杉村が研究代表をつとめた「国際教育市場をめぐるアジア諸国の高等教育戦略に関する国際共同研究」(平成16~17年度文部科学省科学研究費補助金・萌芽研究最終報告書)(2006年3月)を使用する。同報告書は、中国、ベトナム、マレーシア、韓国、タイ、日本のそれぞれ研究者が、各国の高等教育戦略と留学政策について歴史的動向をふまえて調査分析を行ったもので全10章(日本語論文6篇、英語論文4編)から成る。講義では、同報告書の具体例をもととし、各国別の状況がどのような分析枠組みもとで調査され、かつ今後それを比較する際にどのような観点が重要であるかを検討する。なお、同報告書は授業時に適宜コピーを配布する。
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス
2国際教育学の領域
3日本における比較・国際教育学の展開(1)
4日本における比較・国際教育学の展開(2)
5海外における比較・国際教育学の展開(1)
6海外における比較・国際教育学の展開(2)
7海外における比較・国際教育学の展開(3)
8教育学における比較・国際教育学の位置づけ(1)
9教育学における比較・国際教育学の位置づけ(2)
10教育学以外の分野と国際教育学(1)
11教育学以外の分野と国際教育学(2)
12教育学以外の分野と国際教育学(3)
137月15日
比較・国際教育学の課題

  

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