2006年度上智大学シラバス

2006/02/10更新
◆仏教思想Ⅱ - (後)
竹村 牧男
○科目サブタイトル
インド仏教を辿る(後半)
○講義概要
仏教の開祖・釈尊は、どのような自覚をはたし、何を説いたのか。その後の教団の動向と思想の形成はどのようであったのか。大乗仏教はどのようにして起こり、その代表的な経典は何を説いているのか。中観派や唯識派の哲学・思想とは、どのようなものであるのか。インドの仏教は、中国や日本にどのような影響を与えたのか。仏教思想は現代においてどのような可能性を持っているのか。インド仏教思想史を辿りつつ、仏教の独自の考え方をなるべく平易に解説したいと思う。後期は、その後半について講義する。
○評価方法
出席状況(40%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(60%)
○テキスト
毎回、資料を用意するつもりであるが、下記のテキスト(教科書)も常時参照してほしい。
竹村牧男『インド仏教の歴史』 講談社学術文庫
○参考書
仏教入門のための書物として、下記を紹介しておく。
竹村牧男『般若心経を読みとく』大東出版社
○必要な外国語
特になし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1華厳経の思想1
2華厳経の思想2
3華厳経の思想3
4龍樹『中論』の思想1
5龍樹『中論』の思想2
6唯識の思想1
7唯識の思想2
8唯識の思想3
9如来蔵の思想
10密教の思想
11インド仏教と中国仏教
12インド仏教と日本仏教
13仏教と現代1
14仏教と現代2
15テスト

  

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