○講義概要 |
3つの多項式f,f1,f2が与えられたとき,fがf1とf2の1次結合か否か,つまりf=g1・f1+g2・f2と表わせるか否かは1変数の場合はやさしいが,2変数以上の場合はグレブナー基底を使えば出来る。この講義では計算機のアルゴリズムとして大切なユークリッドの互除法の拡張版であるグレブナー基底の入門的なことおよび多項式の根の求め方等を話そうと思う。 予備知識は多項式環のイデアルがわかっているとよい。
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○評価方法 |
出席状況(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(80%)
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○参考書 |
和田秀男『計算数学』朝倉書店 D.コックス,J.リトル,D.オシー『グレブナ基底と代数多様体入門(上)』シュプリンガー・フェアラーク
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○授業計画 |
1 | モノイデアル |
2 | グレブナー基底 |
3 | グレブナー基底の求め方(I) |
4 | グレブナー基底の求め方(II) |
5 | グレブナー基底の応用(I) |
6 | グレブナー基底の応用(II) |
7 | 多項式の根の求め方 |
8 | 多項式の根の誤差評価 |
9 | スツルムの定理 |
10 | 判別式と終結式 |
11 | 拡張定理 |
12 | 曲線の描き方 |
13 | 複素根の求め方 |
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By:上智大学学事部学務課
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