2005年度上智大学シラバス

◆西・西米美術史A-1 - (前)
松原 典子
○科目サブタイトル
スペイン美術史--先史時代からゴシックまで
○講義概要
アルタミラの洞窟壁画から中世末期のゴシック美術にいたる、スペイン美術の流れを概観する。特に、8世紀から15世紀まで続いたレコンキスタの過程において、西欧的なるものとイスラム的なるものとの融合がスペイン美術に与えた特殊性を明らかにするとともに、同時代のイタリアやフランスの動向にも言及しつつ、ピレネーの北側では異質なものと見なされがちなスペイン美術を、西洋美術全体の流れの中に位置づけることをも目指す。
○評価方法
期末試験の成績に、出席状況、授業態度を加味して総合的に評価する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション--スペイン美術の流れ
2アルタミラの洞窟壁画と古代イベリア美術
3帝政ローマ期の美術
4西ゴートとアストゥリアスの美術
5モサラベの建築
6モサラベの絵画--ベアトゥス黙示録写本
7スペインのイスラム美術--コルドバのメスキータ
8スペインのイスラム美術--アルハンブラ宮殿
9サンティアゴ巡礼路のロマネスク聖堂
10カタルーニャのロマネスク美術
11ムデハル建築
12ゴシックの大聖堂
13ゴシックの絵画と彫刻

  

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