2005年度上智大学シラバス

◆アメリカ経済史B(特殊講義) - (後)
上山隆大
○講義概要
この講義では、アメリカにおける技術革新の歴史と現状をあつかう。アメリカをそのほかの国々、たとえばかつての故郷であるヨーロッパ諸国と較べたとき、もっともアメリカを際だたせている特徴は、アメリカだけがテクノロジーの無限の可能性をきわめて素朴に信じていることかもしれません。このコースでは、なぜどのようにアメリカの中に、この独特のテクノロジー信奉とそれを経済的に最大限に利用する環境が生まれてきたのか、それは現在もどのように変化を続けているのか、について歴史的な背景をふまえて講義します。と同時にこの講義では、リーディング・アサインメントに基づいて、授業への参加を求めます。
○評価方法
出席状況(40%)、授業参画(30%)、レポート(30%)
○テキスト
『かなりの分量のリーディングが課せられます。後期にリーディングリストを配ります。』
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1アメリカにおけるテクノロジー
2アメリカ的生産方式と大量生産
3歴史の中の「パテント」
4パテントと技術革新
5イノベーションの環境1:アメリカにおける大学と技術革新
6イノベーションの環境2:戦後の政府支出と技術革新
7イノベーションの環境3:政府予算に支えられた産業
8イノベーションの環境4:戦後と大学と技術革新
9イノベーションの環境5:産学連携の始まり
10リサーチパーク
11スタンフォード大学とシリコンバレー
12大学とパテント:光と影

  

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