2005年度上智大学シラバス

◆演習Ⅰ・Ⅱ - (通)
竹田陽介
○科目サブタイトル
確率,情報量,信頼
○講義概要
不確実性に溢れる社会は,複雑です。複雑な社会を「確率論」の観点から見ましょう。未払いに戸惑う年金制度,贋札に揺れる貨幣への不信などに晒されながらも,社会制度に対する「信頼」がどのように維持されているのか,わたしたちの「期待」に焦点を当てながら,経済学と社会学をまたにかけて勉強します。初学者には,ミクロ経済学とマクロ経済学の少し進んだテキストを併読してもらいます。
○評価方法
出席状況(30%)、授業参画(30%)、レポート(40%)
○参考書
James S. Coleman『Foundations of Social Theory』Harvard University Press, 1990.
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.cc.sophia.ac.jp/~y-takeda
○授業計画
1事前に,金子郁容『不確実性と情報入門』(岩波セミナーブックス33)を読んでおく。年間のスケジュールについて打ち合わせし,テキストの選択を行なう。
2初学者は以下のミクロ経済学の手ほどきを読む。● 梶井厚志『戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する』中公新書、2002年。
3ミクロ経済学、マクロ経済学の少し進んだテキスト● 梶井厚志・松井彰彦『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』日本評論社、2000年。● ジェームズ・トービン(浜田宏一・藪下史郎訳)『マクロ経済学の再検討―国債累積と合理的期待』日本経済新聞社、1981年。● 吉川洋『マクロ経済学研究』東京大学出版会、1984年。
4ターム・ペーパーの構想、執筆を計画的に実行していく。

  

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