2005年度上智大学シラバス

◆介護概論 - (前)
柴田範子
○科目サブタイトル
介護の歴史を今につなぐ
○講義概要
 長い歴史を持つ介護であるが、新しいテーマでもある。厚生労働省は「2015年の高齢者介護」という報告書の中で、今後の高齢者介護の目指すべき方向性を示している。変わりなく過ごしている日常に焦点を当て、「人間の生活」「人間の価値観」「介護の歴史」「家族や介護にかかわるものの倫理」などについて、講義を中心に事例やビデオ、資料を示し、理解を深めていく。また、福祉実践者となるための基礎力を養う。
○評価方法
出席状況(25%)、授業参画(25%)、リアクションペーパー(25%)、レポート(25%)
○テキスト
福祉士養成講座編集委員会 中島 紀恵子 他『社会福祉士養成講座 14 介護概論』 中央法規出版
○参考書
石田 一紀『介護における共感と人間理解』萌文社
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1社会福祉に求められる介護 1
2社会福祉に求められる介護 2
3日本における介護の流れ
4介護実践者の倫理
5介護を必要としている方々の理解 1
6介護を必要としている方々の理解 2
7介護にかかわる関係職種と連携
8介護実践現場の理解
9介護と介護保険制度
10福祉用具の概念と活用
112015年の高齢者介護の意味
12地域を中心にすえた小規模多機能の理解
13認知症高齢者の介護

  

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