2005年度上智大学シラバス

◆文献演習ⅩⅠ - (通)
永井敦子
○科目サブタイトル
20世紀フランス文学における「神話」
○講義概要
 20世紀のフランス文学のなかで、青髭、おやゆび太郎、エウリュディケ、ロビンソンなどの「神話的」人物はどのように描かれているでしょうか。実際に文学作品に触れながら、いかに書きかえられているかを分析し、その理由や魅力を考えます。あわせて「間テキスト性」や「パロディ」等に関する文学理論にも触れ、それらに関する比較的平易なフランス語のテキストを読み、理論的なテキストや研究書を読解する練習もします。
○評価方法
出席状況(5%)、授業参画(20%)、レポート(25%)、前期学期末試験(授業期間中)、後期学期末試験(授業期間中)(25%)
 上記「授業参画」には、授業中に行うグループ発表の評価も含みます。
○テキスト
『 適宜プリントを配布します。プリントは原則として配布した授業の次の授業まで入手可能としますので注意してください。』
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1 それぞれの神話的人物が登場する物語について、まずギリシア神話やペローなどの「原テキスト」を読み、その内容と構造を理解します。それからミシェル・トゥルニエ等による現代の書きかえ作品を読解し、比較検討します。同テーマにそって、口頭発表やレポート作成をします。あわせて理論書、研究書の読解を行います。

  

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